› 本日のtete › フリスクの弟

2008年06月16日

フリスクの弟

(※読む前に!・・・今回は少々バイオレンスな内容です。それでも見られる方はあらかじめご覚悟のうえご覧下さい。)

『アイスマン』

昔、新居町の片隅にそう呼ばれた一人の冷酷な若者がいた。
アイスマンの名前はKゾウ、何を隠そうお馴染み「フリスク」の弟である。

彼を「アイスマン」と呼ぶべき事件はわたしの中学の時に起きた。

いつも通りわたしがフリスクの家に遊びに行き、
2階のフリスクの部屋(隣はKゾウ 11歳の部屋)で漫画を読んでいる時だった。
当時フリスクは愛犬「チャム」と愛猫「ジャッキー」を飼っていて、
その時チャムは外、ジャッキーはたいていフリスクの部屋でゴロゴロしているのだが、
その時は珍しくジャッキーがいなかった。
(下でご飯でも食べてるのだろう)
わたし達は特に気にせず漫画を読みふけっていた。

そんな時、

「ニャン」

「ニャン」

「ニャン」


隣の部屋で定期的に何かが聞こえる・・
(ん?レコードの針でも引っかかってるのだろうか・・)

しかしその後さらに続く。

そして良く聞いてみると、

「ン、ニャン」

「ン、ニャン」

「ン、ニャン」


・・・なんだ?この音は?
わたしが疑問に思っている時、突然フリスクが起き上がり隣のKゾウの部屋を開けた!

ん!?
フリスクの弟
Kゾウが網入りみかんを振り回してる!

あ!?
いや、違う!!
ジャ、ジャッキーだ!!icon08

『ン、ニャン』

『ン、ニャン』

『ン、ニャン』

(振り回され一定のリズムで鳴き声が・・icon20

な、なんとKゾウがみかんの網に入れて振り回しているのは
フリスクの愛猫ジャッキーだった!!

(な、何と言う事をicon20

それを見たフリスクはすかさずKゾウにとび蹴り!
まともにくらったKゾウはジャッキーを放し、鳴きながら部屋から逃げていった。
(そのやり取りにわたくし呆然icon07

フリスクはすぐフラフラのジャッキーを開放し様子をみたが、
さいわいその後ジャッキーは回復し、わたし達は安堵の思いで部屋に戻った。

Kゾウ・・
なんて冷酷な奴なんだ・・。


しかし、
Kゾウの本当の恐ろしさはその後だった。

夕方わたしが帰る時
一階の居間でライフルの空気銃(一応子供用、当たってもあまり痛くない)を手に照準を絞っているKゾウを見た。
(ま、まさか!?)
わたしは恐る恐るその照準の先を見た。

狙いの先は、
『チャム』だった・・icon07



フリスクの弟「Kゾウ」
彼は『アイスマン』の呼び名も霞むほど、冷酷な少年だった。



タグ :フリスク


※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
フリスクの弟
    コメント(0)